公共工事の受注に欠かせない経営事項審査(経審)。
実は、CCUS(建設キャリアアップシステム)の導入と現場での運用状況が経審の加点対象(W点)になるのをご存知ですか?
今回は、加点を狙う元請企業が知っておくべき「カードリーダー」の運用ルールや費用について分かりやすく解説します!
1. 経審でCCUSを活用するとどうなる?P点では何点!?
決算日(審査基準日)から過去1年間に、元請として発注者から直接請け負った審査対象工事においてCCUSを適切に運用していると、W点(社会性等)が加点されます。
加点の点数は、CCUSを実施した範囲によって以下のように分かれます。
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全ての公共工事で実施:10点
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民間工事を含む全ての工事で実施:15点 ※下請工事のみの会社は加点対象になりません。 ※【注意】令和8年(2026年)7月1日施行の改正により、配点が「全てで10点」「公共のみで5点」へと変更される予定です
P点では・・・?
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民間含む全ての工事(生点15点):15点 × 1.3125 = P点換算 19.6875点アップ(約20点)
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全ての公共工事(生点10点):10点 × 1.3125 = P点換算 13.125点アップ(約13点)
P点で最大20点も加点される非常に大きい項目です!
※7月以降は「いきいき宣言」の項目が追加されることから
そろぞれP点換算で、13点、6点に下がります。
2. 加点の必須条件は「カードリーダー等での直接記録」!
ここで最も注意したいのが、就業履歴の記録方法です。 経審で加点をもらうためには、現場に設置したカードリーダーや顔認証アプリを使って、技能者が現場で直接記録する(タッチする)必要があります。
事務所のパソコンで後からまとめて手入力する方法はNGです。 元請企業は、現場にカードリーダー等を設置し、技能者が確実に入退場を記録できる環境を整備する責務があります。
3. カードリーダーや運用の費用はどうなる?
CCUSの現場運用にかかる主な費用負担については以下の通りです。
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現場利用料の負担 技能者が現場に入場してカードをタッチするごとに「現場利用料(目安:1人日10円)」が発生します。これは原則として、現場を開設した元請企業が全額負担します(下請企業や技能者への請求はNGです)。
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カードリーダー設置費用の計上(※公共工事等の場合) 国土交通省の「CCUS活用モデル工事」などでは、精算時の支出実績に基づき、カードリーダーの購入費用(Windows対応機は1台1万円、iOS対応機は1台3万円を上限)や現場利用料を現場管理費として計上できる仕組みが整えられています。
4. まとめ
CCUSの現場運用は、最初はカードリーダーの準備や下請企業への協力要請など手間に感じるかもしれません。しかし、導入してしまえば、あとは慣れです。
将来の公共工事受注を見据えて、早めに「カードリーダー」の導入と現場運用のルールづくりを進めましょう!
